損益計算書のための金型設計10原則(2)
Dec 11, 2018
前回の記事に引き続き、P/L のための金型設計の原則について説明しましょう。 6. 型抜きしやすい 一般的な金型の離型機構は可動型側にあるため、パーティング面の選定においては、製品を可能な限り可動型側に残しておく必要があります。そのため、固定型に付着する可能性のある箇所には、固定型アシスト脱型機構を追加することがよくあります。 7. 横方向の金型開口部距離を考慮する 一般的な横方向の機械式金型の開口部は比較的短いため、パーティング面を選択する際には、キャビティとコアの開閉方向をコア長方向とし、短手方向を横方向のP/Lとします。 8. 金型部品の加工が容易 パーティング面を選択する際には、金型を加工しやすい部分に分割し、加工の難易度を軽減する必要があります。 9. 発散に最適 パーティング面を主なベントとして使用する場合、ベントを容易にするために、パーティング面を塑性流動の終端に設計する必要...