サイドゲートはエッジゲートとも呼ばれ、通常はパーティング面に開口し、キャビティ(プラスチック部品)の外側から材料を供給します。サイドゲートは典型的な長方形断面ゲートで、金型充填時のせん断速度とゲート閉時間を容易に調整できるため、標準ゲートとも呼ばれます。サイドゲートの特徴は、ゲート断面形状がシンプルで加工が便利、ゲートサイズを精密に加工できる、ゲート位置を柔軟に選択して金型充填状態を改善できる、射出成形機から金型を取り外さずに修正できる、口元が便利で跡が小さいなどです。サイドゲートは、特に2プレートマルチキャビティ金型に適しています。しかし、プラスチック部品は、溶接跡、キーホール、陥没などの欠陥が発生しやすく、射出圧力損失が大きく、シェル状のプラスチック部品の排気が不良です。