CNC試作加工でよく使われる材料と注意点
Aug 21, 2020
CNC加工は試作部品の加工に非常によく使われる手法です。一般的に使用される材料は、ABS、POM、PMMA(アクリル)、ナイロン、PC、PP、PA、BT、PVCなどです。アルミニウム合金、銅なども加工に用いられます。
ワークピースをクランプした後、デジタル制御システムが工作機械を制御し、さまざまな手順に応じてカッターを自動的に選択・交換し、主軸速度と送り速度を自動的に変更します。加工プロセス全体はプログラムによって自動的に制御され、オペレーターの要因の影響を受けません。
CNC試作加工技術における注意点
(1)CNC加工センターの加工内容を確認し、設置基準、加工基準、加工代などを決定し、CNC加工センターの効率を最大限に発揮させることを目的とした加工手順を設計する。
(2)複雑な部品の場合、加工時の熱変形、焼入れ後の内部応力、圧縮後の部品の変形などにより、1回の型締めで全ての工程を完了することは困難である。2回以上の型締めが検討される。
(3)加工手順を整理する際は、荒削りから仕上げの順を原則とする。まず重切削と荒加工を整理し、ブランクの取り代を削り取り、次に加工精度の低い内容物を整理する。
(4)大流量冷却方式の採用加工中に発生する大量の熱が加工精度に及ぼす影響を低減し、工具の耐久性を向上させるために、大流量冷却方式を積極的に採用する必要がある。