中国初の3Dプリント橋：35日間で試作、30年間使用
Dec 31, 2018
2018年中に、中国初となる3Dプリント橋が上海桃埔芝創城中央公園に登場します。従来の橋とは異なり、この新しい橋は鉄筋コンクリートを一切使用せずに建設されます。
この橋は歩道橋で、長さ15.25メートル、幅3.8メートル、高さ1.2メートルです。橋体は乳白色で樹脂製です。
この3Dプリントによる景観橋は、35日間かけて一度の「プリント」で完成しました。圧縮と荷重の試験を終えた後、一般公開され、3Dプリントされた作品を間近で見ることができるようになります。
この橋はS字型の曲線を描いており、橋床はくり抜かれています。従来の工法ではこの構造は難しく、3D技術によってのみ実現可能です。
現状では、3Dプリント技術は、直線状の鋼橋やセメント橋の建設においては優位性がありません。コストの観点から見ると、プロセスが成熟し、原材料価格が下がるにつれて、3Dプリント橋梁市場の競争力は高まるでしょう。
